「ギミック」や「見せ方」「デザイン」を目標にしてはいけない

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昨日たまたま見たサイト「みつかるEテレ」。
あなたに合った番組がEテレなら見つかるという、自分に合う番組を探すためのサイトのようなのですが、これが非常に見づらく、また番組を見つけづらく、実はかなりびっくりしてしまいました。

「ジャンルでみつける」ページ

PCでは画面がパラパラと切り替わるものが複数並んでいて、何を見てよいのかわからず、目が回りそうに…

スマホでは1画面に表示される番組数も少なく、PCほどに目が回ることはありませんが、動画が流れた後にタイトルが表示されるものは、なんの番組なのかタイトルが表示されるまでずーっと待たなければならなく不便だったり、他にもスケジュールで検索すると1日に放送される番組がたくさんあるため、目当ての番組を探している人はずーっと横にスクロールしなければならず、探しづらいです。

番組の映像がたくさん並んでいて楽しく画像や動画から好きな番組をチョイスできる雰囲気にしたかったのかなーと思いますが、見ているだけで疲れてしまいました。

なぜこのようなサイトになってしまったのか?を考えてみる

たぶんですが、「番組の映像がたくさん並んでいて楽しく画像や動画から好きな番組をチョイスできるサイトにしたい」を制作の目的だったりスタートだったりにしてしまったせいではないかと思われます。

もしかしてこんな雰囲気を狙ったのかな?

http://shiri100.jp/

制作を行なっていて、たまーになのですが、制作の優先順位が、「ギミック」だったり「見せ方」だったり「デザイン」になってしまっているのでは?というようなことがあります。

私はWebデザインの基本は、

  • コンテンツをちゃんと届ける
  • ユーザーがタスクをクリアできるように考えなくても使えるデザイン

だと思っています。

ユーザーはデザインを見るためにサイトを訪れるのではなく、ギミックを見るためにサイトを訪れるのでもありません。
情報を見にやってきているのです。

それなのに、ギミックを使ったためにコンテンツが読みづらくなってしまっているサイトもわりとあるように思います。(私も以前流行りだからと取り入れたことがあるため、反省しています。)

デザイナーといえばかっこいいものを作るものと思われていらっしゃる方もいるかもしれませんが、それがサイトをデザインするときの第一目標になってしまってはいけないと思います。

流行っている動きを見せるために、クライアントのビジネスや商品の魅力が書かれた文章が読みづらくなってしまっては本末転倒です。
コンテンツが動いていると動きを見てしまい、文字を読まなくなってしまいます。
文字を読まなければサービスの魅力が伝わりません。
Web制作の会社であれば技術力のアピールになるかもしれませんが、他の業種では、動きを見せるよりも文字を読んでもらうほうが、商品やサービスの魅力を伝えることができます。

動きのすべてが悪いかといえばそうではなく、もちろん動きはうまく使えばとてもサイトを魅力的なものにすることができます。
どうすれば、商品や会社やサービスのの魅力をちゃんと伝えることができるかをまず第一に考え、その上で、動きを足せばより魅力的になるのであれば動きを足すのには大賛成です。

そういうことを考えながらそれに言及している記事はないかと探したところ、記事を見つけましたのでリンクしておきます。
https://u-site.jp/alertbox/scroll-animations

「スクロールダウンしているときに、ページ全体が形作られていくようなやり方は好きではありません。…そのやり方だと、すべてのセクションを1つ1つ読み込まなければならないことが嫌ですね。かっこいいちょっとした動きを見ずに、ただそこにある情報だけを確認したいときだってありますから」。